おすすめメンズファッションチェック

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仕立て服

私は20年ほど前に仕立てたジャケットを今でも愛用している。英国では当たり前の話だが、既製服に慣れた日本人にそれを言うと、たいていの人はびっくりする。既製服は、使い捨てるモノだと思っているからだ。既製服=使い捨てという発想は、世界でもっとも早く既製服の量産に成功したアメリカが、大戦後に日本へ持ち込んだ。Hand me downという言葉が知られる。以降、日本の手仕事による服作りは下降線をたどり、この四半世紀で、テーラーの数は半分以下に激変してしまった。

既製服と仕立て服の相違を大別すれば三つある。ひとつは前者が初めからシルエットが存在するのに対し、後者は存在しないこと。次に前者が不特定多数のために作られた量産服であるのに対し、後者はその人だけのための注文誂え服であることだ。最後に、前者が機械により作られ、後者はすべての工程がハンドメードによることである。 ハンドメードの縫製は糸がゆっくり布地に入っていく。針を深く入れるため、糸は縫い目より長く布地に潜り込む。針を戻し、らせん状に布地を縫い上げていく。結果として、縫い目に柔軟性が出る。一方のミシンによる機械縫いはネジとバネで加減皿を調整しながら上糸と下糸を浅く引っかけていく。返し縫いと呼ばれる。ミシンの速度を上げるほどに、縫い目は固く締まる。

スーツ姿の美しさとは、上着とズボンあわせて40片ほどのパーツのつなぎ目の処理いかんにかかっているのだ。人の複雑な動きに応じて、その部分が少しも引きつらず、体にフィットし、動きが停止したときに、バランスよく元に戻らなければならない。

2014年3月15日||トラックバック (0)

カテゴリー:メンズファッション

万能ファッション

私のファッション用アイテムといえば一番がTシャツです。 スポーツウェアの機能でTシャツが誕生して約100年近くが経とうとしている。それから、50年にわたり、ファッションやオシャレ着などではなく、 多様な役割を担ってきました。ですから、もともと簡単な衣類や下着であったことなど忘れてしまったことでしょう。普段着としてのTシャツが定着する 以前より、綿肌着はメンズファッション用下着として、評判があったのです。

伸縮性がよく動きやすくて、素材は柔らかく体を包み込んだ。その白は、清潔の象徴でもあるし、なんといっても誰にでも受け入れやすい。T字型の シンプルなデザインも人気の一因だ。

ヨーロッパで、普通のシャツが独立した服として市民権を得るようになるまでには、数世紀の年月を要したが、それに比べTシャツは、はるかに運が よかった。1930年代には下着でしかなかったものが、フィフティーズの時代に、革ジャンや、たくましい腕の入れ墨とともにたくさんのポスターに描かれ た。Tシャツの評判が急速に上がったことは、この時代の特徴的なことでした。メンズファッションが脚光をあびていた時代は、ジャージが織物素材の人 気を上回る時代の変わり目でもあった。そして第一次、第二次世界大戦後も、メンズファッション・Tシャツブームの大きな引き金となった。もともと、 Tシャツはアメリカ海軍から始まり、第二次世界大戦後、すぐにアメリカ陸軍の公式の肌着として採用された。

2013年8月 9日||トラックバック (0)